「おたる鳥をよぶ準備」/BATIK @ 世田谷パブリックシアター

「おたる鳥をよぶ準備」/BATIK

今回もダンサーみんなと沢山のことを語り合いながら遊びながら切羽詰まりながら踊ってきました。夢のような時間でした。こうしている時も、沢山の人が死んでいるんだなと思います。私が死ぬ時も誰かがきっと夢のように踊っているんだなと思います。

おたる鳥は私の勝手な造語です。本当か嘘か確かめていませんが、おどるの語源はおたるというそうです。満ち足りて体が動き出すことをおたるといったそうで、それがおどるになったと聞きました。おたるが鳥になって私の死体を食べてくれないかと夢見ました。そうしてつけた題名です。



「あっ、流れ星!」
「あなたの願いを叶えてあげましょう。」
「あたし、ダンサーになるの!」

「彼女は知っている。私が夢のように踊っている時も沢山の人が死んでいること。
 彼女は知っている。私が死ぬ時も誰かがきっと夢のように踊っていることを。」