ファスビンダー特集 9/22



以下、映画の感想がだんんだん盛り上がってやがて収束していく感じ。


2013/09/23 0:49
Hさん
マリアブラウンだけみてバタバタゴメンね!もしかしてローラの方がよかったりした?ちょっと今仕事がキツめですが、落ち着いたらちょっと大人数目の飲み会というか映画鑑賞会+ホームパーティーを企画しようと思いまーす♪また近いうちに!10月の土日かなぁ。

2013/09/23 10:45
Mさん
いえいえ、お仕事お疲れ様!ローラはマリアブラウンとまた趣が違って面白かったよ!でも個人的にはマリア〜のほうが衝撃だったかも。ちなみに出演してる俳優さんがかなり被っていて、あの黒人将校さん役がまた黒人兵役で出てたりしたよw
鑑賞会ホームパーティー楽しみ:D〜ありがとう!10月ね、ラテンビートとの調整頑張りまーす!

2013/09/23 12:54
柏木 良介
戦後復興経済の端緒にあるドイツで経済合理性の中でサバイブする強くて美しい女性、という設定はマリアもローラも一緒なんだけど、マリアが悲劇の物語調だとしたらローラは徹底的にシニカルな視点で描かれていて、俺はローラの方が突き抜けてて好きだったな。キャッチフレーズ風に言うと、マリアが、<愛に不向きな時代の恋人達について>、だとすればローラは<愛に不向きな時代の素敵な豚野郎について>、という感じ。
ホームパーティ素敵!楽しみにしてます。


2013/09/23 22:13
Mさん
確かにどちらの女性にも共通点多いけど、コミットの仕方には微妙に違いがあって面白いよね!マリアは戦後の西ドイツ&資本主義化の陰も陽も全部ひっくるめて先頭を突っ走る、まさに「時代が私の考えに追いつかない」人。ローラはそんな社会の豚野郎たちの間を泳ぎながら「私も仲間になりたい」と切望する人。マリアは愛のため突き進んだはずが最後は目標が形骸化してしまって、ローラたちは憧れに近づくため愛を売り買いしてなんとなく皆うまく収まってしまうんだよね。私は爆発→爆発に突き進む凄まじさの根っこのピュアさでマリアブラウンが好きだったけど、どちらの女性も逞しく美しいし、ラジオで流れてたサッカーや政治はいわば「男性的」な枠組みで、重低音としてはとても象徴的だなあと思いました。。柏木君の読んでたら色々思いの丈書きたくなっちゃった。長文ごめんwちなみに私は極端なフェミでもなければ、プイグ好きだけど腐女子じゃないよ、昨日の話の流れで念のため笑!また10月に〜/

2013/09/23 22:37
柏木 良介
マリアのほとんど狂気的なピュアさは、アメリカ占領軍の黒人将校を何の躊躇なく瓶で殴り殺した後で彼の事は好きだったけど愛とは違う。と語るエピソードに象徴されている。時代の考えが私に追いつかない位時代の先端をゆく彼女が、その一方ではほとんど前時代的な<幸せな結婚生活>を盲信しているところが面白い。その矛盾は結局、(少なくとも映画的には)折り合いがつかなくて爆発せざるを得ないんだけど、そもそもその矛盾を生み出すきっかけもまた戦争=爆発だったというのも面白いね。
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神、という社会学の古典があって、両者の親和性を指摘しているのだけど、ファスビンダーは純愛の倫理と資本主義の精神、なのかもしれない。


2013/09/23 22:57
Mさん
純愛の「結果として」利潤を追求したはずが自己目的化しちゃったということかな。。そうそう、ひずみが大きくなれば大きくなるほど原点にすがってしまうんだよね。これ、もっと普遍的に人間の本質衝いている気がするよ〜>< 柏木君の言う通り、矛盾を生み出すきっかけが戦争=爆発だったってほんとに面白いよねえ!


2013/09/23 23:01
柏木 良介
手段の自己目的化と原理主義志向、面白いねー!


2013/09/23 23:02
Mさん
面白いけどほろ苦いね;;!