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愛知県立芸術大学吉村順三設計の校舎を見にゆく。
藤が丘駅からリニモに乗り替えて、芸大通り駅を降りる。
ちょっとしたハイキングロードのような緑に囲まれた道を登ってゆくと、芋虫のお出迎えである。
空中で腹筋背筋運動を繰り返している。何か伝えたいことがありそうだ。
・・・虫は無視して先に進むことにしよう。

さらに登ると校舎の一端が目に飛び込んでくる。


緑に囲まれて外界から隔離された美しいキャンパス。
一見のどかな空間に渦巻く愛憎劇、なんて下らないことを妄想しながら、
それでもやっぱり建築物は美しいので、夢中で写真を撮りまくっていると、
さっき教室内をのぞいて目が合った女学生が友人と連れ立って歩いてくる。
すれ違いざま、その女学生が友人に「見て、あの人、不審者」とささやく。
「不審者」デビューの瞬間だった。
そろそろ潮時だ。つまみだされるまえにおいとましよう。
それにしても「不審者」はけっこうショックだった。

帰りに、リサイクルのRBショップへ。
前回、持ちかえるのを忘れた商品を取りに行く。
前回に引き続き、色々教えてもらう。

・切子のぐい飲みを見ていると、オーナーが安物の切子と質の良い切子を持ってきてくれた。
 青の深みが全く違う。比べてみると一目瞭然である。
・ちなみに江戸切子は鋭角に掘ってあり、薩摩切子は広角に堀ってある。
・切子のカット部分もいくつか触らせてもらった。これも物によって全然手触りがこだわる。
 オーナー曰く「本当のハンドメイドは持ったら手が切れる」位だそう。

hoyaのぐい飲みとドイツのビール入れを購入。
「シンプルな工業品だが、ガラスの透明度が高く、細工の幅も均等で、職人気質を感じる」とオーナーが説明してくれた
hoyaのぐい飲みは、今後の買物の1つの目安として購入することにした。

購入時、全部まとめて1,000円でいいよ、と、オーナー。
値札通りなら1,400円分のはずの買物だったが、値段なんてあってないようなものである。


hoyaの裏側。均等な5角形になっていることが分かる。
ぐい飲みなんて使う機会がないのだけれど、
それじゃあもったいないので試しにビールを飲んでみたら、けっこう美味しい。


夜は近所の鉄板焼き屋、今池屋を初訪問
「おいしい」って何回言っただろう。
「ビールが進む」と言いながら、ビールそっちのけで、もくもくと食べた。
全て美味しかったが、ハマグリの牛肉巻きは鉄板である。