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午前中はシネマテークで「アニメーションズフェスティバル」Aプログラムを鑑賞。

久しぶりに観た山村浩二の「頭山」の画はやっぱりすごいクオリティ。
三味線語りによるナレーションもカッコイイ。

ジェレミー・クレバンの「スキゼン」は画があまり好きではなかったが、
自分が本来いるべき場所から91cmずれてしまっていることに対して主人公が感じる切実な違和感と、
「自分が本来いるべき場所」という「主観」に基づく個人的な違和感を寄せ付けない社会とのギャップ、
それが主人公の孤独をますます深めるというストーリーは共感するところがあった。

ドン・ハーツフェルトの「きっとすべて大丈夫」の、
穏やかなトーンで当たり前の日常が崩壊していく様子も良かったし、
最後に降る実写の雨も素晴らしかった。
純化され、デフォルメされた人物造形(ひと筆書きのようなキャラクター達)に、
実写も織り交ぜたリアルな背景を重ねる手法は浅野にいおの「おやすみプンプン」に通じるところがある。

総じて、どの作品にも
ノイローゼや不条理、強迫観念、記憶、精神病、といったものに対する関心が見え隠れしているのが面白い。

Bプログラムは必ずしもそうではなさそうである。観てはいないが。

家に戻って、布団干したり片づけしたり。
昼食はオムナポリタン。
目分量で作ったら特盛りになってしまった。

午後はごろごろしながらたまった本や雑誌を読む。

夜、再びシネマテークで『堀川中立売』を観る。
ミュージシャンや劇団員が演ずるあくの強いキャラクターは印象に残ったけれど、
ストーリーの方は何が何だかさっぱりの変な映画であった。

夜飯は豚肉の白味噌炒め。
どうも作りすぎてしまう。